石狩市民図書館の探検レポート 【図書部】
Musashi Letter石狩市民図書館の探検レポート 【図書部】
2023.8.22
石狩市民図書館にてフィールド調査を行うという事で、同行させていただきました。図書部のみなさんにお話を伺います。
【図書部について】
札幌市内、近郊の図書館や本屋、ブックカフェへの訪問をします。
訪問先の図書館では利用者も知らない舞台裏まで覗かせてもらい、図書館についてより深く幅広く調査をして部誌などにまとめ、本屋・ブックカフェでは朗読などの活動を行ています。
【フィールド調査の心構え5か条】
①調査員はライブラリータスクフォース(Library task force)を自覚すること
②事前調査を惜しまないこと
③探検リテラシーを身につけてフィールドに立ち向かうこと
④まっくろくろすけを見逃さない好奇心の目を持つこと
⑤探検隊(図書部)の評価は(学内)コミュニティにあること
-探検を終えて、石狩市民図書館の中で、印象的だったことはなんですか?
図書館の中に街を作るというコンセプトで作られていたことです。和室があったり、街灯のような照明があったり、お店があったりと図書館が街のようになっていておもしろいなと思いました。
-本を読んだり、借りる場所としてのイメージが大きいですが、図書館を建てる際からそれにとどまらない構想で作られたとお話しされていましたが、まさにその通りという印象でしたね。館内はとても明るく、石狩川をモチーフにした空間作りも印象的でした。
そんな石狩市民図書館へ実際に訪問してみて、図書館への印象や図書館で働くことに対する意識等自身の中で変化したことなどはありますか?
〇図書館の構造自体が、働く司書さんのことを考えて作られたということに驚きました。働く人を大切にしている素敵な場所なんだと、意識が変わりました。
〇地域社会との繋がりの強さや、町の教育支援を行う施設としての役割というものが具体的に分かりました。図書館の役割は今や広く、深くなっていると思います。図書館司書に対する意識として、尊敬の念が大きくなったと感じています。
-フィールド調査を終えてから、探検成果として学内展示を行っていましたので一部ですがご紹介させていただきます。
-本が好きだったり、司書を志している学生も多くおり、普段は見えない図書館のバックヤードの探検や、創立当時のお話しを伺うことができてとても良い経験になったそうです。
今後は図書館で発見したことを学内で展開して見たり、他の図書館への探検意欲が増したりと、今後の図書部の活動にも期待しています。