学長挨拶

Kazuo Machino
北海道武蔵女子短期大学は1967年の建学当初から、「すぐれた知性、清純な気品、実践への意欲という『知・情・意』を兼ね備えた教養豊かな現代女性を養成すること」を教育目標とし、教員一人に対し10数人の学生で運営されるゼミを中心に少人数教育で学生と教員の人間的交流を大切にしてきました。少人数クラスに加え、学生、教員、職員という大学全体での日常的なコミュニケーションを通じて社会人に求められる基礎的能力の向上を図り、それが企業から高く評価されて、就職に強い短大という社会的評価を得ています。
昨年度は、コロナ禍のため、授業が対面中心だったのは一時的に感染が下火になった9,10月のみで、それ以外は遠隔授業中心の教育となってしまいました。しかし教育に関しては、個々の学生の通信環境の整備、最新のオンライン教育システムの導入、一部授業での最大限の感染防止対策下での対面実施などの対応を行い、就職支援に関しても、オンラインでの様々なコンテンツの充実に努めた上で、必要に応じて一部は感染防止に十分配慮して対面で実施しました。このような取組に学生も応えてくれた結果、例年とほぼ同様の高い就職内定率を達成することができました。
2年間は短いので勉強や就職活動で忙しい毎日になりますが、だからこそそれ以外の時間も大切です。本学は小規模校にしてはクラブ・サークル活動、ボランティア活動などの課外活動が活発で他大学との交流も盛んです。また公開講座の開催や附属図書館の「児童図書室」の開放などの地域社会への貢献活動も行っています。コロナ禍で多くの活動は休止状態ですが、事態の収束後にはこうした活動に参加して青春を謳歌してもらいたいと願っています。
受験生の皆さん、感染防止に配慮して限られた時間や場所になりますが、先輩たちがコロナ禍での様々な困難を乗り越えて勉学や課外活動に打ち込んでいる北海道武蔵女子短期大学のキャンパスを是非一度訪れてみてください。
北海道武蔵女子短期大学
学長 町野和夫