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観光業を学ぶ実践の場!北海道武蔵女子短期大学の観光プラン発表会

2025.1.29

ニュース

北海道武蔵女子短期大学 齋藤専門ゼミナールでは、学生たちがグループごとに観光プランのプレゼン発表が行われました。
こちらのプレゼンには、株式会社JTBの伊藤様をお迎えし、講評いただきました。

観光の歴史や北海道観光をJTB様より学ぶ

伊藤様には以前、「観光と北海道観光」をテーマに特別講義を開催いただきました。この講義では、旅行業の歴史、現状、そして将来への展望について学ぶ貴重な機会となりました。

講義の冒頭では、新幹線開通や東京オリンピックを起点とする観光業の発展、大阪万博やテーマパーク開業など、業界の進化が具体例を交えて説明されました。また、COVID-19による影響と、それを克服する戦略として「マイクロツーリズム」の重要性が強調され、地域資源の活用と環境負荷の軽減が新たな観光の形として提案されました。
また「旅行プランを設計する際には、ターゲットやハイライトを明確にすることが大切」という指摘は、学生たちに深い示唆を与えました。ターゲットに応じた魅力的な要素を設定することで、記憶に残る旅の体験を提供できることを学びました。例えば、若年層向けのプランではSNS映えする観光スポットやアクティブな体験を組み込む一方で、高齢者向けのプランでは移動のしやすさや落ち着いた観光地を重視することが求められます。

さらに、ターゲット層の分析や観光プランのストーリー性を重視したパッケージが紹介され、学生たちにとって実務的な学びの多い講義となり、学生たちが観光業界の現状と未来を深く理解し、実践的な視点を養う貴重な時間となりました。


学生たちによる観光プランのプレゼン

伊藤様の講義やゼミナールの諸活動を通じ、学生たちがグループごとに分かれ2泊3日の北海道旅行プランを作成しプレゼンテーションを行いました。

今までの学びを生かし、誰に向けてのプランなのか、その日のハイライトはどこなのかを考えプランを作成していました。
また学生ならではのユニークな視点や地域愛が反映されたプランに対し、伊藤さまからはお褒めの言葉をいただくとともに、より明確なターゲット層の分析、プラン全体のストーリー性の向上、予算感の調整といった実務的なアドバイスもいただきました。


短期大学の学生には、これからさらにプランをブラッシュアップするタイミングは残念ながらありませんがターゲット分析やニーズを的確に捉える力は、マーケティングや商品企画、営業など多くの分野で活用できます。さらに、ストーリー性を持たせることで人の興味を引く手法は、プレゼンテーション能力の向上にも繋がります。


多くの観光地では、知名度の高い名所ばかりが注目されがちですが、それぞれの地域にはまだ知られていない魅力が数多く存在します。例えば、地元の人々しか知らない絶景スポット、伝統文化や地場産業に根差した特産品、地域特有の歴史やストーリーを持つ場所など、こうした隠れた資源を発掘し、発信することが観光の可能性を広げる鍵となります。
地域の隠れた魅力を観光資源として活用することは、訪れる人々に新たな発見と感動を提供すると同時に、地域経済の活性化にも大きく寄与します。観光客の増加は、地元の商店や宿泊施設、飲食業にとって新たな収益機会となり、地域全体の経済循環を促します。また、地域住民にとっても、自分たちの文化や暮らしに誇りを持つ契機となり、地域コミュニティの結束を強める効果も期待されます。

このような視点を持つことで、学生たちは今後のキャリアにおいて観光業に限らず、地域活性化やまちづくり、地方創生といった分野でも貢献できる可能性が広がります。地域の魅力を発掘し、効果的に発信するスキルは、多くの業界で求められる貴重な能力となるでしょう。

今回の講義を通じて得た視点やスキルは、学生たちの将来において多様な分野で活かされることでしょう。

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