北海道武蔵女子短期大学が子どもたちに向けた「“図書館で本と出会う”読書プログラム」を開催
2024.11.05
ニュース北海道武蔵女子短期大学 木村専門ゼミでは、近郊の公共図書館を使い、子どもたちに図書館での読書の楽しさや本との偶然の出会いを体験してもらうための特別なプログラム「“図書館で本と出会う”読書プログラム」を開催しました。
このプログラムは、子どもたちが図書館で本と出会う場を提供し、自ら興味のある本を選び、他の子どもたちと一緒に本の紹介をするという、まるで「図書館司書」になったかのような体験ができる内容となっています。
プログラムの司会・進行は木村ゼミの学生が担当し、子どもたちは司会進行のサポートを受けながら、自由に本を選んだり、選んだ本を友達に紹介しあったりと、積極的に参加する姿が見られました。これは、ただ本を読むだけではなく、子どもたち同士が本の内容について話し合い、互いに意見交換する場を提供することで、読書の新たな楽しさを発見してもらうことが目的とされています。
「こどもレファレンス」では、図書館スタッフがあらかじめ用意したテーマに沿って子どもたちが本を探し、その本について紹介する活動が行われました。図書館での検索スキルを身につけると同時に、他の子どもたちとの交流も生まれるといった成果が見られ、読書活動がより豊かになる機会を提供しました。
参加した学生の感想
「参加した子どもたちの積極性には回ごとの違いが見られ、2回目の子どもたちはより活発で、様々なジャンルの本を選び、楽しみながら図書館で本を探していました。テーマが「楽しい」という曖昧な形容詞だったことも、子どもたちが各自の「楽しい」解釈を広げやすくしたと思います。」
「子どもたちが各自の好みに従って本を選び、その中には英語版の絵本『はらぺこあおむし』を持ってくる子もいて、友達と内容を話し合いながら楽しんでいる姿が印象的でした。また、1回目と2回目で異なる反応が見られ、1回目の子どもたちは読書プログラムの流れを示す紙を持ち帰った一方、2回目の子どもたちは興味の対象が異なり、自作のカードは置いていく場面もありました。」
「子どもたちは発表時に緊張していた様子が見られ、特に年上の学生に囲まれたことが影響したようです。しかし、2回目では待ち時間なども活用し、子どもたち同士やスタッフとの交流が多く、親しみやすい雰囲気が生まれました。」
「1回目は静かで控えめな雰囲気でしたが、2回目は子どもたちが活発に動き回り、図書館での本探しを積極的に楽しんでいました。全体としては「楽しい」「まあまあ」など、子どもたちから様々な評価がありましたが、図書館での体験を通じて、子どもたちの本への関心が高まったことが確認できました。」
今回の北海道武蔵女子短期大学の「“図書館で本と出会う”読書プログラム」も、これらの取り組みと同様に、図書館での楽しい体験を通じて、子どもたちが読書の楽しさを自然に感じ取れるような内容となっており、図書館司書を目指す北海道武蔵女子短期大学の学生と図書館との関わりが一層深まることが期待されています。
北海道武蔵女子短期大学
木村修一