学外から飛び出す学び!ボラセンへの参加【実践学習サイクル】
2024.11.07
ニュース北海道武蔵女子短期大学 宮下ゼミでは、スポーツを柱とするゼミの学びを通じて、「する・みる・ささえる」というスポーツの多様な観点を深く理解することを目指しています。その中でも「ささえる」立場として、学生たちはスポーツボランティア活動に積極的に取り組んでいます。スポーツイベントの運営サポートや、地域のスポーツ活動を支えることを通じて、スポーツの価値を広めるとともに、社会貢献の重要性を体感しています。
さらに、これらの「ささえる」実践力を高めるために、学生たちは日本財団 ボランティアセンター主催の研修「ボラセン」に参加しました。
この研修では、スポーツを支えるボランティアの役割を再確認し、実際の活動に役立つスキルを磨く機会が提供されました。特に、コミュニケーション能力の向上や自己有用感の強化といった面で、大きな成果を上げています。
ゲームを通じたコミュニケーション能力の向上
研修では、コミュニケーションスキルを強化するためのさまざまなゲームも行われました。以下はその一部です。
バースデーゲーム
言葉を使わず、身振りや手振りでお互いの意思を伝え、誕生日順に並ぶという課題です。学生たちはスムーズに協力し合い、非言語コミュニケーションの重要性を体感しました。
イエス・ノーゲーム
お題に対して「イエス」か「ノー」だけで回答し、それを基にお題を当てるゲームです。質問する側が工夫を凝らし、的確な質問を投げかける必要がありますが、学生たちはこのゲームを通じて、質問の仕方や情報を引き出す力の大切さを学びました。「連携がうまく取れなかった部分もありましたが、質問するスキルの重要性を改めて感じました」と、学生は振り返りました。
参加したゼミ生の感想
「ボランティアとは何か」と問われた際、私は北海道マラソンのボランティア活動を通じて「思いやりの塊」だと感じました。ボランティアはラテン語の「ボラ」に由来し、自らの意思で行動することを意味しています。成人の参加率は減少傾向にある一方で、若年層の参加率は増加しており、幅広い年代で共に学び合うことが重要だと感じました。ボランティア活動を通して得た学びや成長は、自分の将来に大きく影響すると実感しています。また、価値観の異なる個性的な人々と関わることで、新しい発見が多くあり、それが未来に繋がると感じました。ボランティア活動では冷静さを保ち、心に余裕を持つことが大切です。研修で「他人のためだけでなく自分のためにもなるからこそ継続される」という言葉が心に響き、非常に有意義な時間でした。」
「研修中にコミュニケーション向上のためのゲームも行いました。例えば、バースデーゲームでは声を使わずに身振り手振りで意思を伝え合うことに挑戦し、比較的スムーズに成功しました。また、イエス・ノーゲームでは、「イエス」か「ノー」でしか答えられない状況で質問する難しさを体感し、質問の工夫が重要だと学びました。」
宮下ゼミの学生たちは、この研修を通じてスポーツに対する視野を広げ、チームワークやリーダーシップの重要性を学んでいます。この経験は今後のゼミ活動や将来のキャリアにおいて大いに役立ち、地域社会への貢献やスポーツの魅力を広める力となることが期待されています。
北海道武蔵女子短期大学
准教授 宮下 裕加