海外短期留学

留学体験記

Study Abroad Journal

留学体験記 栗栖 琴音(バンガー大学)

留学体験記

私は英語力だけでなく、人間力も少し成長できた留学経験だったと思います。

栗栖 琴音さん

英文学科 2年

札幌東陵高等学校出身

イギリス
  • 留学先大学: 英国立バンガー大学
  • 海外短期留学時:1年
  • 留学期間:3.5か月
  • 生活の場所:ホームステイ
  • クラスメイトの人数、国籍:武蔵生8人(初めの三週間のプログラムでは他大学の生徒50人程度と一緒に二クラスに分かれて授業を受けていました。)

Story 01留学前

海外短期留学に参加をしようと思ったきっかけ

もともと幼いころに読んでいた伝記の漫画を通して海外に興味を持つようになったことがきっかけで、いつか海外で現地の暮らしを体験しながら英語を学びたいという強い願望がありました。
地球儀を見ながら伝記の漫画を読むことで自分の知らないことを知る楽しさと、興奮を覚えました。私が中学生の時、英語の先生が自身の留学体験談をお話してくれた際に、若いうちから世界を見ることはとても価値のあることだとお話されていて、私も自分の知らない世界を自分の目で見てみたいと強く思うようになりました。
留学するという明確な目標は自分自身の英語勉強のモチベーションアップにもつながっていたため、より学習に身が入って良いスパイスになったと思います。
また、高校生の頃から目指している業界に就職するためには英語力が必要不可欠とされていたため、自分の英語力向上の良い機会にもなると思い、この留学に参加することを決意しました。

留学前の準備で大変だったこと

私自身一度も海外に行った経験がなかったため、何をどれくらい持っていくべきなのかわからなくて大変でした。
帰国して思ったのは、もっと日本食をもっていけばよかったなと思いました。もちろん現地にも多少は売っているのですが、どれも高額で種類も少なかったです。自分が想像していた以上に日本食が恋しくなったので、多めに持って行ってもいいのかなと思います。

 

Story 02留学中

留学中、どのような勉強に取り組みましたか?

留学中の授業はすべて英語を使いながら英語を学ぶ授業でした。月曜日から金曜日の朝9時から夕方の4時ごろまで毎日授業が入っていました。
文法、リスニング、ライティング、スピーキングの四つの技能を磨くだけでなく、週一度の英語のプレゼンテーションやディベート、1500ワードのエッセイを通して実践的な英語力を身に付けることができたと思います。
初めは授業や課題についていくというより、なんとか食らいついていくという言葉のほうが合っているように感じましたが、武蔵のメンバーと励まし合いながら毎日勉強に励んだ日々は今では良い思い出です。

留学して、どのように成長したと感じていますか?

私は英語力だけでなく、人間力も少し成長できたと思います。特にこの留学を通して行動力が身についたと思います。
留学に行く前に英語力向上以外に目標としていたことが一つありました。それは、現地で同じ年くらいの友達を作ることです。
このプログラムは武蔵のメンバーのみで授業を受けるため、自分から行動しなければ現地の方となかなか交流することができませんでした。ですから、友人と週に一度バンガー大学のJapanese society(日本文化サークル)に参加して自らネイティブの方と英語を話す場に参加していました。回数を重ねるたびにどんどん友人が増えていくことがとても嬉しく感じましたし、なによりも自分が伝えたかったことが伝わることで自分の英語力の成長を感じることができました。
新しいことに挑戦することは決して簡単なことではないけれど、少し勇気を出して飛び込んでみたら意外とうまくいくこともあるので、これからも失敗を恐れずに何事にも挑戦していきたいと思いました。

 

Story 03留学後

留学前、留学中、留学後、大学はどのようなサポートをしてくれましたか?

留学前は、留学の説明だけでなく武蔵のネイティブスピーカーの先生との英会話レッスンが行われたり、英国の文化を学ぶ講習も開かれるので、行く前にしっかりと準備をしていくことができます。
また、留学中も武蔵の先生と定期的に連絡を取り合って、気持ちが落ち込んだ時に励ましの言葉をいただいたり、困ったことがあったらいつでも相談にのってくださいました。
現地では週に一度面談があるため、何か相談したいことがあれば相談する機会があるので気軽にお話できると思います。

大学(先生・職員)から受けたアドバイスの中で、特に記憶に残っていることを具体的に教えてください。

私が、イギリスに来て1か月くらい経過したときに授業が難しく感じたり、日常の会話で分かっているふりをして笑ってごまかしている自分に嫌気がさしたのと同時に、ホームシックにもなりました。どうしたら良いのかわからず、武蔵のゼミの先生にメールを送りました。その際先生に「悲喜こもごも」という言葉を教わりました。
もちろん留学をして沢山楽しいことがありましたが、それと同時に沢山辛いこともありました。ですが、この言葉のように辛いこともあるけれど、そんな生活の中に少しだけうれしいこともきっとあるということを信じて踏ん張ることができました。また、この経験は何年後何十年後自分の宝になって誇りに思える時が来ると教えてくださり、肩の力が少し抜けたように感じました。この言葉にこの留学中何度も救われたので、ゼミの先生である村上先生には感謝の気持ちでいっぱいです。

将来の夢や目標は何ですか?

私は将来空港で働くグランドスタッフになりたいです。
高校生の頃から空港が好きでよく空港に足を運んでいく中で、お客様のために誠心誠意業務に取り組んでいるグランドスタッフの姿を見て心揺さぶられたことがきっかけで目指すようになりました。
日々違うお客様に対して、一人一人に合ったサービスを提供し、常にお客様を想った行動をしている姿を目の当たりにしました。
また、イレギュラー発生時は臨機応変に対応するとともに、素晴らしいチームワークで飛行機一便飛ばしている姿に強く胸を撃たれました。この夢を実現できるように、これからも英語学習だけでなく、人間性も高めることができるよう尽力します。

北海道武蔵女子短期大学を選んだ理由を教えてください。

武蔵は高校の担任の先生が勧めてくださったことがきっかけで武蔵を知りました。高校生の頃から航空業界に就職したいと考えていたため、就職に強く、英語を学びながら教養も身につけることができる武蔵は私の第一志望でした。
また、オープンキャンパスに参加した際にお話した先輩方や武蔵の卒業生の知人の立ち居振る舞いは私の理想の女性像で、私も武蔵生になって先輩方のようになりたいと思うようになりました。

入学してみて、「女子短大でよかった」という部分を教えてください。

少人数制のクラス構成になっているので、先生との距離が近いのがよいところだと思います。また、就職のサポートが手厚いところも武蔵の魅力だと思います。

 

Message

入学後、海外で学ぶことを考えている高校生たちにメッセージやアドバイスをお願いします。

留学に挑戦することは本当に貴重な良い経験になると思います。留学中沢山英語を使って人とコミュニケーションをとることで今まで自分が知らなかった世界を知ることができますし、その新たな発見が自分の成長のカギにつながることもあると思います。私は、留学中に授業が終わって家に帰ってからのホストファミリーとの時間をとても大切にしていました。
現地の方と直接会話をして今日あった出来事や自分の家族や友人のこと、行ってみたい国などたくさんの話をしました。言いたいことが伝わらないもどかしさを感じることもありましたが、スムーズにコミュニケーションが取れた時に自分の英語力の成長を感じることができました。
日本にいるとなかなか英語を使って生活することは難しいと思いますが、この3.5か月間の留学を通して沢山英語を話す機会を作ることで自分の成長を実感することができると思います。もちろん楽しいことだけではなく、辛いこともきっとあると思いますが、この留学を乗り切った自分にきっと自信を持つことができると思います。
私も何年後、何十年後に留学を乗り切った自分を誇りに思い、この経験をバネにして社会で活躍することができていたらいいなと思います。私は何か明確な目標があれば頑張れるタイプなのでこの留学レポートを読んで誰かの英語のモチベーションアップにつながっていたらとてもうれしいです。高校生の皆さんのことを心から応援しています。

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