未来の自分をイメージして、
常に目標を持つことが大切です。
(株)つうけん
神守 麻貴さん
(2017年 経済学科卒/札幌北陵高校出身)
2020.8
(株)つうけん
神守 麻貴さん
(2017年 経済学科卒/札幌北陵高校出身)
2020.8
通信インフラの会社である当社に一般事務職として採用されましたが、当初は技術職として個人宅でのケーブル配線や接続の作業、電柱の移設を希望されるお客さまのヒアリングと工事図面の作成、進捗管理、原価計算など様々な仕事に携わりました。当社の新入社員は入社後2年にわたる育成期間は、現場での実務を積むのがルールです。私は道北事業部旭川事業所で2年半の経験を積みましたが、本社に戻りお客さまからの問い合わせの電話を受ける際などに、実務をイメージしながら対応ができるため経験が役立っていると感じます。
当社は全社員に占める女性社員の割合が1割程度なので、入社当時は自分自身がロールモデルになりたいと考えていました。総務人事部に配属されていたこともあり、女子学生が当社に興味を持ってくれた際に参考となる社員を目指そうという気持ちから、会社のことを理解する意味でも、育成期間はできるだけ多くの仕事に関わるよう心がけました。
私が就職活動をするにあたり最も懸念していたのは、入社後に「思っていた仕事とは違う」と退職してしまうことでした。応募企業と自分のイメージに相違がないかを確かめる意味でも、企業研究には力を入れていましたが、もっと積極的にインターンシップに参加すべきだったという反省もあります。就職活動中は一般事務職は他職種と関わることなく自分のペースで仕事が進められるのだろうと想像していましたが、実際には関連部署からの業務の依頼は多いです。また、職場の雰囲気を知ることは仕事をするうえで大事な要素なので、多くのインターンシップに参加して企業によって異なる社風を知る機会を設けることをおすすめします。
この4月に異動があり、現在は社長秘書業務を担当していて、スケジュールの調整や管理、会議資料の作成、各種手配、社外の方への対応など業務は多岐にわたります。私は元々人をサポートすることが好きなので、社長がスムーズに行動できるように手配や調整を行い、業務が円滑に進むことにやりがいを感じます。一方で電話応対に苦手意識があるほか、来客に対する謙譲語と尊敬語の使い分けに苦戦しており、先輩の姿を見ながら学んでいる最中です。今後は秘書検定にもチャレンジしたいと考えています。
私は入社4年目で社長秘書を担当することとなりましたが、最初は務まるだろうかと不安を覚えたこともあります。しかし自分がやりたい、あるいは得意とする仕事をすることだけが会社員ではありません。予想と違う部署に配属されても、それに対応するスキルを身につけることで面白みを感じたり、後に生かせる経験ができることも多いはずです。大事なのは自分なりの目標を持つことだと思うので、私もこの経験をキャリアアップにつなげていきたいです。